「人工透析とは?」「人工透析って必要なの?」など、人工透析に関する疑問を抱えている方はいらっしゃいませんか?
耳にしたことがある方は多い一方で、詳細を知っている方が少ない人工透析。自分の身体のためにも、人工透析について正しく理解しなければなりません。
本ページでは、人工透析の概要と、透析の必要性についてご紹介します。
人工透析とは
一口に「人工透析」といっても、実は2つの種類があります。それが「血液透析」と「腹膜透析」です。
まずは、それぞれの概要について見ていきましょう。
血液透析について
一般的に多い療法とされているのが「血液透析」です。
体内を巡っている血液を、管を通して一旦取り出し「血液透析器」を通して、再度体内へと血液を戻します。
血液を「血液透析器」に通すことで、血液中の老廃物や余分な水分を除去し、血液を綺麗な状態にできるのです。
腹膜透析について
「腹膜透析」とは、体内で血液を浄化する療法です。
腹部に透析液を入れ、体内で血液を綺麗にします。腹膜透析の場合は、腹部の透析液を出し入れする必要があるため、カテーテル(管)の埋め込むための手術が必要です。
人工透析が必要な方
人工透析が必要なのは、どのような方なのでしょうか。
腎不全の方
人工透析が必要となるのは、「末期の腎不全」の方です。
腎臓は、血液中の老廃物や余分な水分を「尿」と一緒に排出させる役割を担っています。
腎不全に陥ってしまうと、この役割を十分にこなすことができなくなり、血液が浄化されなくなってしまうのです。
その結果、「カリウム」と呼ばれる物質が血液中に溜まってしまい、最悪の場合心臓が停止してしまうこともあります。
深刻な状態になってしまうことがあるため、腎不全に陥った場合は透析が必須なのです。
人工透析と自己管理で適切な日常生活を送りましょう
今回のページでは「人工透析」の概要や必要性についてご紹介しました。
今回ご紹介した通り、腎不全を引き起こした場合は、人工透析と自己管理を徹底して、適切な日常生活を送ることが大切です。とはいえ、きちんと透析を受けていれば、日常生活に大きな支障が生じることはありません。
医師の指示に従って、安全で健康な生活を心掛けてください。