結石の治療で経皮的腎結石破砕術(PNL)が選択肢に加わると、手術内容などが気になるはずです。経皮的腎結石破砕術(PNL)は、どのような手術なのでしょうか。このページでは、概要と手術方法、メリット・デメリットを解説しています。以下の情報を参考にすれば、経皮的腎結石破砕術(PNL)についての理解を深められるはずです。
経皮的腎結石破砕術(PNL)とは?
経皮的腎結石破砕術(PNL)は、腰に小さな穴をあけて腎臓の中に内視鏡を挿入し、モニターで確認しながら結石を破砕する手術です。腎臓にサンゴ状の結石や2㎝以上の結石があるときなどに用いられます。手術の方法は以下の通りです。
- 全身麻酔をかける。
- 腰から腎臓に針を刺して、ワイヤーを通す。
- ワイヤーにそって穴を拡張し、内視鏡を挿入する通路を確保する。
- 内視鏡を挿入して結石を確認する。
- レーザーなどで結石を破砕して取り出す。
具体的な手術方法はケースで異なります。詳しくは、医療機関でご確認ください。
経皮的腎結石破砕術(PNL)のメリット・デメリット
経皮的腎結石破砕術(PNL)には、次のメリットとデメリットがあります。手術を受ける前に、確認しておきましょう。
メリット
代表的なメリットは以下の通りです。
- 大きな結石をたくさん取り出すことができる。
- 結石が硬くても治療効果を期待できる
このように、経皮的腎結石破砕術(PNL)は、確実性の高い治療法と考えられています。
デメリット
代表的なデメリットは以下の通りです。
- 全身麻酔と7~14日程度の入院が必要
- すべての結石を摘出できない場合は、再手術や対外衝撃波結石破砕術(ESWL)などを追加で行わなければならない
- 腎臓からの出血、敗血症などの合併症を起こしやすい
対外衝撃波結石破砕術(ESWL)、経尿道的尿路結石破砕術(TUL)に比べると、体にかかる負担は大きいといえます。
経皮的腎結石破砕術(PNL)は特徴を理解してから受けましょう
腰にあけた小さな穴から内視鏡を挿入し、モニターで確認しながら結石を破砕する手術を経皮的腎結石破砕術(PNL)といいます。大きな結石を確実に取り出せる点はメリットですが、他の治療法に比べると体にかかる負担は大きいと考えられています。合併症のリスクもあるので、実績豊富な医療機関で受けるべきといえるでしょう。
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