経尿道的尿路結石破砕術(TUL)の検討を始めてから、手術の内容が気になっていませんか。何をするのか、何に注意すればよいのかなどが心配になりますよね。お困りの方のために、手術の概要とメリット・デメリットを紹介いたします。以下の情報を参考にすれば、安心して手術を受けられるようになるはずです。治療の参考にしてください。
経尿道的尿路結石破砕術(TUL)とは?
経尿道的尿路結石破砕術(TUL)は、尿道から内視鏡を挿入して、モニターを確認しながらホルミウムヤグレーザーで結石を破砕し体外へ排泄する手術です。一般的な手術の流れは、以下のようになっています。
- 下半身麻酔または全身麻酔をかける。
- 尿道から内視鏡を挿入して膀胱内を観察する。
- 尿管口から尿管へ内視鏡を進めて結石を確認する。
- レーザーを照射して、結石を細かく砕く。
- 結石が大きい場合などでは、尿管内に尿管ステント(チューブ状のもの)を留置する。
- 尿の流れをよくするため、カテーテルを留置する。
具体的な手術方法はケースで異なります。詳しくは、医療機関でご確認ください。
経尿道的尿路結石破砕術(TUL)のメリット・デメリット
経尿道的尿路結石破砕術(TUL)には、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
メリット
代表的なメリットとして以下の点が挙げられます。
- モニターで確認しながら確実に結石を破砕・摘出できる
- 砕いた結石片を回収して、構成成分を調べられる(再発予防に活用できる)
- 内視鏡・レーザーの進歩で、治療の信頼性・安全性が高まっている
尿路結石を確実に破砕・摘出できる点が魅力です。
デメリット
代表的なデメリットとして以下の点が挙げられます。
- 体外から衝撃波を当てて結石を破砕する体外衝撃波腎尿管結石破砕術(ESWL)に比べると体の負担が大きい
- 3~4日程度の入院が必要
このように、体にかかる負担はやや大きいといえます。
経尿道的尿路結石破砕術(TUL)を受ける医療機関は慎重に選びましょう
尿道から内視鏡を挿入して、モニターで確認しながら結石を破砕する手術を経尿道的尿路結石破砕術(TUL)といいます。確実に結石を破砕・摘出できる点は魅力ですが、体外衝撃波腎尿管結石破砕術(ESWL)に比べると体にかかる負担は大きくなります。経尿道的尿路結石破砕術(TUL)を受ける医療機関は慎重に選びましょう。
我孫子市で治療を受けたい場合は、経尿道的尿路結石破砕術(TUL)の実績が豊富な我孫子東邦病院がおすすめです(2019年430症例)。気になる点を、相談してみてはいかがでしょうか。