「尿路結石」は男性の病気というイメージがあるでしょうが、実は女性にも増えてきている病気です。 食生活の欧米化が理由だとされていますが、増加傾向にある理由がわかれば予防も可能です。 尿路に結石ができると、激しい痛みを伴うだけでなく、腎機能低下に繋がる可能性もあります。 女性の尿路結石が増えてきている原因を知って、普段の生活の中で予防をしていきましょう。
尿路結石は女性の患者も増えている
近年では、尿路結石の女性患者さんが増加傾向にあります。 結石を放置すると感染症や腎機能低下に繋がる可能性もあることから、日頃から生活習慣や体の状態に気を配るようにしてください。
尿路結石の男女比率
尿路結石に罹患した人の男女比率は、男性2.5:女性1です。 男性で10人のうち2~3人罹患するとして、女性が10人のうち1人罹患すると考えると、決して男性だけが罹りやすい病気ではないことがわかります。 結石は特に閉経後の女性にできやすいとされているため、年齢を重ねた方はより一層注意して結石を予防していきましょう。
女性の尿路結石が増えてきた理由とは
女性に尿路結石が増えた理由は、食生活の変化が原因だと考えられます。 結石は糖尿病・高血圧・高脂血症などの症状を抱えている人にできやすいことから、食の欧米化により生活習慣病リスクの高い食事を摂る女性が増えてきたことが理由だと言えるでしょう。
尿路結石を予防するには
女性にも多い尿路結石を予防するためには、次のようなポイントに注意してください。
動物性たんぱく質の摂取を控えめにすること
尿路結石を予防するためには、動物性たんぱく質の摂取量を抑えることが効果的です。 肉や魚などの動物性たんぱく質を摂取すると、体内のシュウ酸の量が増加し、カルシウムと結びつくことで結石ができやすくなります。 シュウ酸とカルシウムが結びつくと通常はそのまま体外に排出されますが、シュウ酸の量が多いと体内に余り結石を形成します。 もともと日本人はカルシウム摂取量が少なく、シュウ酸が余りやすいことも理由のひとつです。 動物性たんぱく質の摂取量を抑えることは、病気の原因となる結石形成の予防に繋がります。
水分摂取量を多くすること
尿路結石予防には、水分摂取量を多くことも欠かせません。 1日に水2Lを目安とし、1日の中で複数回にわけてこまめに摂取するようにしてください。 特に就寝中は結石が作られやすい時間帯であるため、眠る前の水分摂取を忘れないようにしましょう。
体脂肪率を高くしすぎないこと
体脂肪率を平均に保つことも尿路結石予防に効果的です。 体脂肪率が高い人は結石ができやすいという報告がありますが、一般的に男性よりも女性の方が体脂肪率は高いため、注意するべきポイントだと言えるでしょう。 40~50代の女性の標準的な体脂肪率は22~35%とされており、36%を超えないように体を管理することが重要です。
女性も通いたい我孫子の泌尿器科
最後に、女性におすすめできる我孫子市の泌尿器科を2院ご紹介します。
我孫子東邦病院
「我孫子東邦病院」では結石粉砕センターを設置し、結石に特化した治療を行っています。 DornieMedTech社の「Gemini」という最新型結石粉砕装置を使用し、痛みが少なく、切開不要の低侵襲治療を提供していることが特徴です。 泌尿器科に特化した病院であり、尿路結石治療でも豊富な実績を誇ります。
- 所在地 千葉県我孫子市我孫子1851-1
- アクセス JR「我孫子駅」南口より阪東バス・無料送迎バスで10分
- 電話番号 04-7182-8166
- 受付時間 平日 7:30~16:30/土曜日 7:30~12:00
- 休診日 日曜・祝日
わくい泌尿器科医院
「わくい泌尿器科医院」では、自然排出もしくは「体外衝撃波砕石術」で結石治療を行います。 結石の大きさをエコーやX線画像、CTにより確認し、大きさに応じた適切な治療を提供していることが特徴です。 女性泌尿器科も設置されていることから、泌尿器科への通院に抵抗を感じるという方でも通いやすいでしょう。
- 所在地:千葉県我孫子市柴崎台2-8-19-1
- アクセス:JR「天王台駅」北口より徒歩5分
- 電話番号:04-7185-0911
- 受付時間 9:00-11:30/13:00-16:30
- 休診日 水曜・土曜午後・日曜・祝日
女性にもリスクが!日常生活から尿路結石を予防しよう
男性が罹る病気というイメージがある尿路結石ですが、女性の罹患率も決して低くなく、日常生活の中で予防していくことが欠かせません。 特に、閉経後の方、体脂肪率が高めの方、動物性たんぱく質を多く摂取する方は要注意です。 結石ができると腎機能低下などの弊害を招く可能性もあることから、普段の食生活や体の管理で予防を心がけることと、気になる症状があったら早めに検査を受けることが重要です。