性器周辺を専門とする泌尿器科は恥ずかしそうで受診をためらわれる方もいらっしゃるかと思います。
この記事では、安心して受診していただくために、泌尿器科はどのような流れで受診するのか、どんな診察を行うのかを詳しく解説します。
泌尿器科の診察までの流れ
泌尿器科を受診する際にはどのような流れになるのかをご説明します。
来院前にすること
受診を決めたら、まずはその医療機関に電話連絡し、予約が必要であれば行います。受診までにしておくべきことについても指示を受けておきましょう。
前日には入浴し、当日は医師に見せやすい服装での来院をおすすめします。食事などは(過度でなく)普通に摂っておきましょう。尿検査に備え、受診直前に排尿はしないようにしてください。保険証やお薬手帳なども忘れないように準備しましょう。
医院到着から診察開始まで
医院に到着したら受付を済ませ、問診票に記入して順番を待ちます。
問診票はできるだけ詳しく記入することで、診断の大きな助けとなるだけでなくデリケートな話を口頭でする必要も最小限にすることができます。よくわからない点などがありましたら受付に尋ねるようにしましょう。また、この時点で採尿する場合もあります。
泌尿器科ではどんな診察?
順番が来て医師と面談してからの実際の診察内容をご説明します。
問診
問診票の記載事項を手がかりに、医師が症状や体調などについてお尋ねします。
高度な医療機器を用いた診断ももちろん行うのですが、適切な検査を行うためにも患者さん自身のお話がとても重要になりますので、恥ずかしがらず包み隠さずできるだけ詳しく話しましょう。 特に話しにくい事柄などの場合はスタッフを退席させるなどの配慮がある場合もあるので伝えることをおすすめします。
尿検査
感染や炎症の有無から泌尿器以外の臓器などの状態まで、尿は泌尿器科の診察には不可欠な情報を数多く含んでいるため、基本的には毎回必ず尿検査を実施します。
この尿は医院だけでなく外部の検査機関などでも検査を行う場合があります。
局部の診察について
泌尿器に病変がある場合や、性病が疑われる場合、性能力の悩みの場合、前立腺の病気が疑われる場合などは必ず患者さんの同意のもとで、プライバシーに最大の配慮を行い必要最小限の局部の診察を実施します。
前立腺の触診は、膝を抱えて丸まった姿勢を取り、医師が肛門から指を挿入して行います。
臨床検査
症状と医師の判断により、超音波診断、血液検査、心電図などを実施する場合があります。
たとえばPSA検査の設備がある泌尿器科であれば、血液検査により速やかに前立腺がんを診断することが可能です。
まとめ
泌尿器科という性質上、デリケートな部分の診察はどうしてもありますが、専門医と熟練のスタッフがプライバシーに最大の注意を払い同意のもとで必要最低限で行いますので、安心して受診してください。
早めに受診し、病状を包み隠さず話すことが良好な治療のためにはとても重要です。
我孫子東邦病院では泌尿器科の専門医により最新鋭の設備での診断を行っております。まずはお気軽にご相談ください。