風邪をひいたら内科、湿疹が出たら皮膚科など、一般的な症状なら、どの診療科を受診すれば良いかわかります。では、尿のトラブルはどの診療科に行けば良いのでしょうか。
前立腺や膀胱の病気など誰でも抱える病気を治療してくれるのが泌尿器科です。
この記事では、尿のトラブルをはじめ、泌尿器科を受診すべき症状について解説します。
こんな症状があれば泌尿器科を受診しましょう
夜中に何度も目が覚めてトイレに行くなど、尿のトラブルは病気のサインかもしれません。
小さなサインを見逃してしまうと、病気を治すのに時間がかかってしまいます。
ここでは、泌尿器科で受診すると良い症状を紹介します。
尿のトラブルは病気のサイン?
尿のトラブルは大きな病気が原因の可能性があります。
例えば、次のような症状があったら、できるだけ早く泌尿器科を受診しましょう。
- 頻尿
- 排尿に時間がかかる
- 残尿感がある
- 夜間ひんぱんにトイレに行く
これらの症状は、前立腺肥大症、神経因性膀胱、膀胱炎、膀胱結石などの可能性があります。また、尿が出ないという症状は、前立腺肥大症だけでなく、まれに、前立腺がんなどが原因の場合もあります。
他にも尿が赤くなるという症状なら膀胱腫瘍、排尿時に痛むのであれば膀胱炎かもしれません。小さなサインでも放っておかずに、泌尿器科を受診しましょう。
肩こりを甘く見ると痛い目に遭う?
肩こりがひどいと、背中の痛みも伴う場合があります。背部痛は症状によっては急性腎盂腎炎を疑う必要があります。38℃以上の発熱があり、左右どちらかに背部痛があるときです。
非常に激しい痛みを背中の片側に感じたら、念のため泌尿器科を受診しましょう。
泌尿器科ってどんな治療をするの?
次に、先ほどご紹介した前立腺肥大症の治療法を例にご紹介します。
また、急いで受診すべき症状も確認しておきましょう。
泌尿器科の病気と治療方法
前立腺肥大症の治療法には主に、内服、内視鏡手術、開腹手術などがあります。
症状や患者様の希望に合わせて一番良い治療を行います。
急いで受診したほうが良い症状
例えば、起き上がれないほどの痛みが腰の左右に現れた場合、尿管結石の可能性があります。尿管結石の症状は何回か出ることもあるので、一時的に痛みが治まっても安心せずに、泌尿器科を受診しましょう。
また、血尿と発熱があるときは、結石性腎盂腎炎の症状かもしれません。放っておくと重症になることもあり、早期の診断をおすすめします。
まとめ
どんな症状があったら泌尿器科を受診したほうが良いか紹介しました。とくに、尿のトラブルは非常に重い病気の前兆でもあります。尿について話すのは何となく恥ずかしかもしれませんが、泌尿器科の医師を信頼して受診しましょう。
我孫子東邦病院の院長はベストドクター賞にも2年連続で選ばれた病院です。心配な症状があったら見逃さず、我孫子東邦病院で受診することをおすすめします。
我孫子東邦病院は地域の急性医療を担う泌尿器科を備えた病院です。安心してまずはご相談ください。