腹腔鏡下副腎摘出術を行う可能性が生じると、手術内容が気になりますよね。もしかすると、自分に合っているかがわからず悩んでいる方がいるかもしれません。お困りの方のために、腹腔鏡下副腎摘出術の特徴と手順、メリット・デメリットを解説します。以下の情報を参考にすれば、腹腔鏡下副腎摘出術ついて理解を深められるはずです。
腹腔鏡下副腎摘出術は、体にあけた小さな穴から内視鏡・手術器具などを挿入して、モニターに映し出された映像を確認しながら副腎を摘出する手術です。一般的なケースでは、以下の流れで手術を行います。
1. 全身麻酔をかける
2. 腹部に10~20㎜程度の穴を数か所開ける
3. 腹腔内に炭酸ガスを入れてお腹を膨らませる
4. 体にあけた小さな穴から、内視鏡・手術器具を挿入する
5. 副腎を摘出する
6. 必要に応じて、腹腔内に血液などを排出する管(ドレーン)を留置する。
7. 体にあけた穴を縫い合わせる。
具体的な手順については、手術を受ける医療機関で確認してください。
腹腔鏡下副腎摘出術には、以下のメリットとデメリットがあります。
・開放手術よりも傷は小さい
・傷が小さいため術後の痛みは少ない
・同様の理由で回復にかかる期間も短い
患者の体にかかる負担を小さくできる手術といえるでしょう。
代表的なデメリットは次の通りです。
・開放手術よりも手術者の視野は狭くなる
・手術者に、専用の手術器具を操る技術力が求められる
・出血や臓器損傷により、開放手術が必要になるケースがある
このように手術者には、高い技術力が求められます。
腹腔鏡下副腎摘出術は、体にあけた小さな穴から内視鏡などを挿入して、副腎を摘出する手術です。腹部を大きく切開する必要がないため、術後の痛みは少なく、回復までの期間は短いとされています。ただし、手術者には専用の器具を操作する技術力が求められます。腹腔鏡下副腎摘出術は、信頼できる医療機関で受けましょう。
我孫子市においては、実績が豊富な泌尿器科として、我孫子東邦病院が挙げられます。不安を抱えている方は、腹腔鏡下副腎摘出術などについて、相談してみてはいかがでしょうか。