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前立腺がんと食事との関係は?予防のために取り入れたい食べ物もご紹介

 

前立腺がんは、日本でも増加しつつある癌です。背景のひとつに、食生活の変化があると考えられています。具体的に、どのような食事に気を付けるべきなのでしょうか。このページでは、前立腺がんと食事の関係について解説しています。前立腺がんや食生活が気になる方は、確認しておきましょう。

 

欧米型の食事で前立腺がんリスクが増加

 

食事調査アンケート結果に基づき「健康型食事パターン」「欧米型食事パターン」「伝統型食事パターン」を設定し、食生活と前立腺がん罹患の関係を調べた研究によると、欧米型食事パターンのスコアが最も高いグループは、最少スコアのグループと比較して前立腺がんのリスクが22%増加することがわかっています。統計学的優位ではないものの、リスクの増加傾向は限局がん、進行がんに共通しています。

ここでいう健康型食事パターンとは「野菜、果物、イモ類、大豆食品、きのこ類、海藻類、緑茶、油の多い魚などが関連した食事」。欧米型食事パターンとは「肉類、加工肉、パン、果物ジュース、コーヒー、ソフトドリンク、紅茶、マヨネーズ、ソース、魚介類などが関連した食事」。伝統型食事パターンとは「ごはん、みそ汁、漬物、サーモン、塩魚、干物、いか、たこ、えび、貝類、果物、日本酒(男性)が関連した食事」です。

研究の詳細は、以下のサイトで確認できます。

出典:国立研究開発法人 国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究グループ|食事パターンと前立腺がん罹患との関連 | 現在までの成果 | 多目的コホート研究

 

前立腺がんの予防となる食べ物は?

 

残念ながら、これを食べれば前立腺がんを予防できるといったものはありません。先ほど紹介した研究によると、健康型食事パターンのスコアが最も高いグループはスコアが最も低いグループと比較して、前立腺がんのリスクが30%低下することがわかっています(対象を自覚症状で前立腺がんを発見した男性に限定した結果)。前立腺がんが心配な方は、健康型食事パターンを心掛けるとよいかもしれません。中でも予防効果が高いと考えられている食材が、アブラナ科の野菜、大豆、トマトです。身近なアブラナ科の野菜として、小松菜、ブロッコリー、カリフラワーが挙げられます。

食事のほかでは、運動習慣にも気を付ける必要があります。過去に行われた研究によると、身体活動量が多いグループほど、癌を発症するリスクは低いと考えられています。身体活動量の目安とされているのが、「歩行または同等程度の強度の身体活動を1日60分」と「息が弾み汗をかく程度の身体活動を1週間に60分」(ともに18~64歳の目安)です。以上を参考に、運動をするとよいかもしれません。

出典:国立研究開発法人 国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究グループ:身体活動量とがん罹患との関連について | 現在までの成果 | 多目的コホート研究

出典:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ]|科学的根拠に基づくがん予防

 

前立腺がんの治療中に控えたほうがよい食事とは?

 

前立腺がんの治療を受けている方も、生活習慣には気を付けなければなりません。食事では、香辛料や刺激物、アルコールなどの摂りすぎに注意が必要です。いずれも嗜好品に分類されるので、制限するのは難しいと感じるかもしれませんが、治療中の摂りすぎはおすすめできません。

反対に、イソフラボンを含む味噌や豆腐などの大豆食品はおすすめです。女性ホルモンとよく似た働きをするイソフラボンは、癌細胞の増殖を抑制する働きが示唆されています。同様に、カロチノイドやリコピンを含む、トマト、スイカなどもおすすめの食材として挙げられます。ただし、これらをたくさん食べたからといって、前立腺がんが治るわけではありません。栄養バランスを崩すほどの食べすぎには注意が必要です。また、前立腺がんは生活習慣の改善だけでなく、病院で治療する必要があります。主治医と相談しつつ、治療と生活習慣の改善を進めていきましょう。

 

前立腺がんが心配な方は食生活を見直すとよいかも

 

近年になって、前立腺がんを発症する方の割合が高くなっています。その背景のひとつと考えられているのが、食生活の変化です。過去に行われた研究によると、欧米型食事パターンは前立腺がんのリスクを高めることがわかっています。心配な方は、大豆食品、トマトや小松菜などの野菜を積極的に摂る健康型食事パターンへ変更するとよいかもしれません。すでに前立腺がんと診断されている方は、香辛料や刺激物、アルコールを控える必要があります。検査や治療を受ける病院を探しているのであれば、泌尿器科の実績が豊富な我孫子東邦病院で相談してみてはいかがでしょうか。