泌尿器科を受診している方の中には、在宅医療に注目をしている方がいるかもしれませんね。泌尿器科の在宅医療とはどのようなものなのでしょうか。
このページでは泌尿器科の在宅医療の概要、メリット・デメリットを解説するとともに、我孫子で泌尿器科の在宅医療を展開している医療機関を紹介しています。気になる方は参考にしてください。
泌尿器科の在宅医療について解説
最初に泌尿器科の在宅医療の概要を解説します。
泌尿器科の在宅医療とは
患者の自宅へ医師が訪問して診療を行うことを在宅医療といいます。泌尿器科の在宅医療とは、泌尿器科が行う在宅医療です。
在宅医療は患者の病状にあわせて計画を立てて、定期的に医師などが訪問し管理を行う訪問診療と、患者からの要請を受けて不定期に訪問し診療を行う往診に分かれます。訪問診療は1週間に1度などの頻度で患者の自宅を訪問し診察を行います。往診は体調が悪くなったときなどに患者から要請を受けて自宅を訪問し診察を行います。
基本的に在宅医療では、訪問診療と往診を組み合せて行います。また高齢者などの場合は、ケアマネージャーや介護サービスなどと連携をとりつつ患者の在宅生活を支えます。
泌尿器科の在宅医療でできること
泌尿器科の在宅医療で出来ることは医療機関、患者を取り巻く環境で異なります。一般的には診察・検査・薬の処方、尿道カテーテルの管理、がんの痛みの管理などを行っていることが多いようです。詳しくは医療機関で相談するとよいでしょう。
泌尿器科の在宅医療のメリット・デメリットとは?
泌尿器科の在宅医療にはメリットとデメリットがあります。利用を検討している方は特徴を理解しておきましょう。
メリット
在宅医療の最大のメリットは、身体機能の低下などで通院が難しい方でも治療を受けられることです。通常身体機能が低下すると、家族や介護スタッフなどのサポートを受けつつ通院しなければなりません。このような手間と苦労を避けられる点は、在宅医療の魅力といえるでしょう。
もう一つのメリットとして挙げられるのが、必要な医療を受けつつ住み慣れた環境で生活を続けられることです。入院すると他の入院患者などと共同生活を送らなければなりません。また見知らぬ医療スタッフに囲まれることになります。治療のため必要とはいえ、大きなストレスになります。このようなストレスを回避できる点も在宅医療の魅力です。
医師から在宅療養生活のアドバイスを受けられる点も見逃せません。泌尿器に問題を抱えている場合に多いのが、トイレに関する悩みです。病院へ通院できないほど身体機能が低下している場合は、悩みが深刻化しやすいといえるでしょう。在宅医療では、本人はもちろん家族も快適に暮らせるアドバイスを受けられることや導尿指導を受けられることなどがあります。
デメリット
在宅医療の最も大きなデメリットは、病院と同じように治療できないことです。在宅医療でできる医療行為は限られています。病院で受ける検査や治療を受けられないことがあります。一般的に在宅医療は、外来診療と同等程度の医療行為を受けられるといわれています。主に病状が安定している方を対象にしているといえるでしょう。
体調が急変したときに医師の診療を受けづらい点も、デメリットとして挙げられます。入院中で医師がその場にいればすぐに適切な治療を受けられますが、在宅医療ではそのようにいきません。入院とは環境が異なる点には注意が必要です。
在宅医療が受けられる我孫子市の泌尿器科
最後に在宅医療を受けられる我孫子の泌尿器科を紹介します。
我孫子東邦病院
日本泌尿器科学会専門医、日本泌尿器科学会指導医など、泌尿器科のスペシャリストが多数在籍している病院です。低侵襲手術をサポートする手術支援ロボット・ダビンチXを千葉県の民間病院で最も早く導入するなど、最先端の医療環境を実現している点も見逃せません。高度な治療を提供している泌尿器科です。
- 所在地 千葉県我孫子市我孫子1851-1
- アクセス JR「我孫子駅」南口より阪東バス・無料送迎バスで10分
- 電話番号 04-7182-8166
- 受付時間 平日 7:30~16:30/土曜日 7:30~12:00
- 休診日 日曜・祝日
我孫子つくし野病院
我孫子市・柏市・守谷市・取手市・白石の一部を対象に在宅医療を提供しています。対象となるのは、病気やケガなどで通院が困難な方です。患者の病状にあわせて、膀胱留置カテーテル、酸素投与、褥瘡治療、緩和ケアなどの処置・治療を行っています。在宅医療は、我孫子つくし野病院の医療ソーシャルワーカーに相談するところからスタートします。
- 所在地:千葉県我孫子市つくし野131-1
- アクセス:JR我孫子駅南口近くに無料送迎バスあり(日曜祝日は運休)
- 受付時間 8:30-11:45/13:30-16:30
- 休診日 火曜午後・日曜・祝日・年末年始
住み慣れた環境で生活を続けられる泌尿器科の在宅医療
患者の自宅へ医師が訪れて診療を行うことを在宅医療といいます。在宅医療のメリットは、通院が難しい方でも入院せずに診療を受けられることと住み慣れた環境で暮らし続けられることです。
ただし受けられる医療行為には制限があります。我孫子市では、我孫子東邦病院や我孫子つくし野病院などの泌尿器科が在宅医療を提供しています。泌尿器に関連する治療を受けつつ在宅で生活したい方は、我孫子東邦病院などで相談するとよいでしょう。