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前立腺肥大症で考えられる原因と症状のおもな特徴についてご紹介

 

中年以降の男性によく見られる前立腺肥大症。一説には加齢にともなう自然現象という声もあり、必ずしも治療を必要とするわけではありませんが、原因と症状の特徴を具体的に把握しておくことによって初期の段階から適切に対処できるようになります。前立腺肥大症の特徴について見ていきましょう。

 

 

詳しい原因は未だにわかっていない

 

前立腺肥大症の医学的な原因は、実は未だにはっきりとはわかっていません。

ただ、中年以降に起こる男性ホルモンの変化が前立腺に何らかの働きかけをしており、肥大の原因となっていることは明らかであり、これは、男性ホルモンが急激に減りはじめる40代以降から発症リスクが高まっているという事実とも符合します。

また、男性ホルモンの低下によって引き起こされる症状としては他に更年期障害があり、かつては更年期障害と言えば女性限定の症状であると考えられていましたが、最近では男性にも更年期障害特有の症状が現れることがわかっており、前立腺肥大症発症との関連性についても研究がつづけられています。

 

 

前立腺肥大症の症状とその原因

 

前立腺肥大症でほぼ必発の症状としては、頻尿および畜尿障害が挙げられます。
前立腺が肥大することによって排尿を司る神経が刺激されてしまい、そのことによって脳内の排尿センサーに異常をきたすことが畜尿障害のおもな原因ではないかと考えられています。また、前立腺肥大症と併行して生じる症状として、過活動膀胱があります。

過活動膀胱になると「切迫性頻尿」をともない、わずか数分のうちに急激な尿意によって脳内が支配され、結果的に失禁してしまう、という状態になります。
過活動膀胱の原因の多くは膀胱の不規則な収縮であり、まだ充分に尿が膀胱内に溜まっていないにもかかわらず膀胱が脳の命令を無視して収縮してしまうことによって急激な尿意が頻繁に生じるようになります。
ただ、前立腺肥大症の場合は排尿障害も同時に起こってくるため、1回の排尿で膀胱内の尿が充分に出しきれず、結果として頻尿になってしまう、というケースも考えられます。
 
なお、上記以外に排尿障害が起こり得る疾患としては、脳卒中、パーキンソン病などがあり、主となる疾患の原因を早期にきちんと突き止めることでそれに付随する排尿障害のほうにも適切に対処できるようになると考えられます。

 

意外と知らない前立腺の役割

 

前立腺は若いうちはほとんど意識することがありませんし、めったなことでは炎症も起こさないため「一体何のためにあるのか」と不思議に感じている方も多いかと思われます。

前立腺は陰嚢の裏側にあるくるみ大の器官で、射精の直前に陰嚢から送り出された精子と透明な精液を混ぜ合わせる役割を担っています。

性行為の際、精子のみを子宮内に送り込んでしまうと膣内の段階で強い酸性によって精子が殺されてしまい、卵子のあるところまでたどり着くことができません。
精液は精子本体を膣内の酸性から保護すると同時に、精子が子宮内にたどり着くまでの栄養源として利用できると言う意味合いもあり、このふたつのはたらきによって精子の一部が無事に子宮内に到達し、妊娠を成立させることができるのです。
 

 

意外と若い人もなる可能性も

 

前立腺肥大症というと中高年にかけて増えてくる疾患というイメージがあるかもしれませんが、実際には30代中盤あたりから少しずつ発症リスクが高まり、90代ではほぼすべての男性が前立腺肥大症を起こしていると言われています。

ただし、すべてのケースで治療が必要になるわけではなく、全体のうち75%は無治療のまま経過観察で充分であると考えられています。しかしながら。

併発する排尿障害についてはなるべく早い段階で対処したほうがQOLのキープにつながりますので、40代以上になったら泌尿器科を定期的に受診してみるのもひとつの方法です。