胆石と治療法

胆石は、存在部位によって胆嚢結石・総胆管結石・肝内胆管結石などに分類され、日本人でも老齢人口の増加や、食生活の欧米化に伴い増加しています。胆石症は腹痛や発熱を伴い、時には重症となり生命に関わることもあり、その治療法としては、従来より外科的開腹手術が主に行なわれてきましてが、最近では体外衝撃波結石破砕術(ESWL)、内視鏡的結石摘出術 、腹腔鏡下胆嚢摘出術などの非開腹的治療が発展してきています。当院ではこれらの方法を組み合わせて胆石を開腹せずに治療しています。

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身体を傷つけない治療(体外衝撃波結石破砕術)

体外衝撃波結石破砕術(ESWL)は、身体に傷をつけることなく胆石治療する最新の治療法です。破砕装置から発生した衝撃波(音波の一種)は、1分間に約100回の頻度で発生し筋肉や骨や周囲の体の組織を損傷させることなく、結石のみを細かく破砕します。通常一度の治療で必要となる衝撃波は3000~4000程度となり、実際の治療の時間は1時間程度となります。 また、破砕された結石は胆嚢や胆管から十二指腸に排泄されますが、排泄までにはある程度の時間がかかります。
ESWLは、決して手術治療に取って代わるものではありませんが、適応する症例に対し有効な治療法です。

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治療の特長と注意点

特長

  • 身体に傷がつきません。
  • 治療時間は、一時間程度と短時間です。
  • 痛みのある方は、必要に応じて痛み止めを使用します。
  • 治療後すぐに歩行、入浴が可能です。
  • 副作用・後遺症がほとんどありません。
  • 高齢の方や、他に病気のある方(高血圧・糖尿病など)でも安心して治療が受けられます。
  • 外来通院にて治療が受けられます(初回の方は1~数日の短期入院を必要とします)。
  • 退院後、すぐに日常生活・職場への復帰が可能です。

ご注意いただくこと

  • 予め種々の検査を行い、この治療が行なえることを確認する必要があります。
  • 胆石の種類や大きさによっては、繰り返し治療が必要な場合があります。
  • 胆石が自然排出されない等の場合、内視鏡的治療及び手術が必要になる場合もありますので、治療を受けられる際には、担当医からの説明を充分にお受けください。

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